トレーニング

エメリヤーエンコ・ヒョードル選手を最強にしたトレーニング方法とは?

エメリヤーエンコ・ヒョードルはこの強さのわりに、意外にもそこまで大きい選手ではありません。大きいには大きいですがヘビー級では小さい部類。そんな彼がヘビー級でもトップに君臨しているのはトレーニングのおかげです。それは一体どのようなトレーニング方法だったのでしょうか?

◆トレーニングパートナーが凄い!

ヒョードルが強いということは周知の事実ですが、トレーニングパートナーが誰だかご存知ですか?

元Kー1チャンピオンのアーネストホーストです。

彼はKー1王者にもかかわらずイマイチ派手さがないため、ピーターアーツ、アンディ・フグ、マイク・ベルナルド、ジェロム・レ・バンナといった選手たちよりインパクトがありません。が、チャンピオンなのです。

おそらく上記で挙げた選手は花はありますが、天性のものといった感がどうしても強く写ってしまいます。しかしホーストはコンビネーションで相手を崩すタイプなのでコーチにはうってつけです。

話はちょっと変わりますが、日本人は努力する人間が好きなのにもかかわらず、ホーストのように地味にコンビネーションで相手を崩し倒していくタイプ(と言ってもホーストの破壊力も相当なものですが)一発KOできる花がある選手の方が好きで不思議です。とにかく言ってみれば上記のように破壊力抜群の選手のDNAに緻密さのDNAを加えられたヒョードルは怖すぎるということです

◆トレーニングが結果に現れる

圧倒的な攻撃力で人類最強の男と唄われるヒョードル。それでも彼がトップに君臨する要素としてあげられるのが高い守備力です。トレーニングも怠らず受けるだけでなく交わす技術にも長けています。

ある専門家の話では、一分間に打撃をもらう回数が最も低いファイターの一人だというのです。

あんな攻撃力を持っている上にスイスイ交わしてしまう。そんな相手と一体どう戦えばいいの?と言った感じですよね。はじめの一歩で言えば鷹村の攻撃力に宮田のフットワークといったところでしょうか。やはり倒そうとするのは無理ですね。一発大狙いしてカウンターをやられるという危険性もありますし…

◆ウェイトトレーニングを積極的に取り入れている

ヒョードルは地道なウェイトトレーニングをとりいれています。これは総合格闘技に転向する前から行っていて、これによってヘビー級でも戦える肉体を作りました。

軍に所属していたときでもウェイトトレーニングは怠らなかったといいます。

総合格闘技に転向してからは自重でのトレーニングに切り替えていたようですが、今ではまたウェイトトレーニングを重ねているようです。

元々大柄だったわけではないヒョードルがあそこまでヘビー級に適した体型になった背景には過酷なウェイトトレーニングがあった事でしょう。

ヒョードルは何も最初から完璧な恵まれた体があって絶対王者に君臨しているというわけではなく、様々なトレーニングを妥協する事なく取り入れて、さらに最高のトレーニングパートナーを得てここまで登ってきたのです!